【保存版】住民税申告は副業20万円以下でも必要?用意するものと申告方法を解説

「自分は専業主婦(主夫)で扶養に入っていないけど、税金の手続きってどうすればいいの?」
「副業収入が少しあるけど、20万円以下なら何もしなくて大丈夫?」
パートナーが自営業だったり、様々な事情で扶養から外れていたりする場合、確定申告は不要でも、自分自身で「住民税の申告」が必要になることがあります。
住民税の申告をしていないと、健康保険料に影響があったり、必要な証明書が発行できなかったりすることも……。
そこで今回は、「確定申告はいらないけど、住民税申告は必要な方」に向けて、役所に行かずにスマホやPCで完結する「オンライン申告」をおすすめしつつ、迷いやすい「住民税申告書の書き方や必要なもの」をわかりやすく解説します!
- 1. 住民税申告が必要な人は誰?なんのため?
- 2. オンライン申告をおすすめする3つの理由
- 3. 事前に準備しておくもの
- 4. オンライン申告と紙申告の違い
- 5. 申告書作成の具体的な流れ
- 6. 早めの申告で、損を防ごう!
1. 住民税申告が必要な人は誰?なんのため?
「所得税の確定申告(国税)」は、副業などの所得が20万円以下、あるいは収入がなければ不要です。しかし、「住民税申告(地方税)」は収入がゼロでも申告が必要になることがあります。
具体例として、以下のような方が挙げられます。
- 副業所得(売上-経費)が20万円以下の方
- 2か所以上でパートやアルバイトをしている方
- パートやアルバイト+副業所得がある方
- 前年の途中で退職し、その後再就職していない方
- パートナーが自営業で、自分が扶養に入っていない方
- 年金以外の所得(個人年金や満期保険金など)が20万円以下の方
該当する方は、以下の理由で住民税申告をする必要があります。
- 非課税証明書を発行するため:児童手当の申請、保育料の決定、ローンの審査などで必要になります。未申告の場合、発行に時間がかかることがあります。
- 国民健康保険料を正しく計算するため:未申告だと保険料が正しく減免されず、高い保険料を請求されることがあります。
- 「収入ゼロ」「低収入」であることを証明するため:行政サービスを受けるための判断材料になります。
2. オンライン申告をおすすめする3つの理由
令和8年度申告分(令和7年の収入に対する申告分)から、多くの市区町村で住民税のオンライン申告(電子申告)が導入されました。
オンライン申告がおすすめな理由は以下3つです。
- 24時間土日祝いつでもOK: 育児や家事の合間に、深夜でも早朝でも提出できます。平日にわざわざ仕事を休む必要もありません。
- 役所での待ち時間ゼロ: 自宅にいながら10分程度で終わります。年度末の非常に混雑した役所へ出向き、申告書を提出するためだけに1時間も待つなんてことが不要です。
- 自動計算でミス防止: 数字を入れるだけで計算してくれるフォームが多く、書き損じがありません。
※お住まいの自治体名+「住民税申告 オンライン」で検索して、対応しているかチェックしてみてくださいね。
3. 事前に準備しておくもの
オンライン申告を始める前、または申告書を作成する前に、以下のものを手元に準備しておきましょう。
①マイナンバーカード(または通知カード):本人確認や番号入力に必ず必要です。
②前年中の収入がわかる書類(※収入があった方のみ):税金を決めるために必要です。例として、以下のような書類が挙げられます。
- パートの源泉徴収票
- 副業の支払調書
- 公的年金の源泉徴収票
- クラウドソーシングサイトなどの報酬画面のコピー
③控除を受けるための証明書:税金を安くする(控除)ために必要です。(収入が非常に少なく、そもそも税金がかからない方の場合は準備不要ですが、念のため手元に置いておくと安心です。)例として、以下のような証明書が挙げられます。
- 社会保険料: 自分で支払った国民年金の控除証明書。
- 生命保険・地震保険: 各保険会社から届く控除証明書。
- 医療費: 「医療費のお知らせ」といったはがきや書面。なければ1年間に支払った領収書の集計。
④(オンライン申告の場合)スマートフォンまたはPC:自治体によっては、マイナンバーカード読み取りのために、専用アプリのインストールが必要な場合があります。
⑤(紙で申告する場合)本人確認書類(運転免許証など):自治体によっては、マイナンバーカードの他に本人確認書類が必要な場合があります。
4. オンライン申告と紙申告の違い
筆者が実際に申告してみて感じた違いは以下2つです。
- オンライン申告のみ、世帯主と続柄を入力する
- 紙申告のみ、収入がゼロの時に生活状況を書く欄がある
オンライン申告をする場合は、世帯主が誰なのかを確認しておくとスムーズです。
基本的にはオンラインも紙も同じ情報が求められるため、一度紙の申告書を記入してからオンライン申告をすると、「今自分が何を聞かれているか、どの情報を求められているか」がイメージしやすかったです。
5. 申告書作成の具体的な流れ
準備した資料を基に、入力(記入)していきます。自分に合った方法で申告してください。
オンライン申告の場合
「とにかく手軽に、家で終わらせたい!」という方におすすめです。
申告時に必要な書類などは、スマホのカメラで撮影した写真をアップロードすることができます。
入力内容を確認し、電子署名を行うと即申告完了となり、受付完了メールが届きます。
受付番号を控え、申告書のPDFをダウンロードしておくとよいでしょう。
【ポイント!】
・電子署名前にCSVをダウンロードしておくと安心:筆者は電子署名をした後にエラー表示があり、PDFをダウンロードできませんでした。CSV形式ではありますが、電子署名前に申告内容を保存しておくことをおすすめします。
・不安な時はマイナポータルで確認:「本当に申請できたかな?」と不安な方は、マイナポータルにログインし、「税」ボタンから住民税申告の有無を確認することができます。
紙(窓口)で申告の場合
「間違いなく、不安なく、その場で確実に終わらせたい」という方におすすめです。
係の方に確認してもらい、問題がなければ受領印を押してもらった控えを受け取ります。
【ポイント!】
・準備した資料は一式持っていく:内容に不備などがあれば、係の方が教えてくださいます。スムーズに対応できるよう、資料(原本やコピー)があると安心です。
・申告書そのものは回収されてしまう:必要な方はあらかじめコピーを用意しておき、コピーにも受領印を押してもらうとよいでしょう。
紙(郵送)で申告の場合
「役所に行く時間はないけど、ネット操作は苦手……」という方におすすめです。
何も問題がなければ、資料と申告書を封筒で送るだけで終了です。
【ポイント!】
・切手を貼った返信用封筒を同封すると安心:基本的には送りっぱなしとなります。控えが欲しい方は、切手を貼った返信用封筒を同封して送付する必要があります。
・申告書のコピーを同封するとより安心:申告書そのものが記録として必要な方は、あらかじめコピーして同封し、コピーに受領印を押して返信してもらうよう一筆添えておくと安心かと思います。
6. 早めの申告で、損を防ごう!
住民税申告は「自分の生活を守るための大切な手続き」です。
期限(毎年3月15日ごろ)間近になると、相談窓口は大混雑になります。ぜひ、今のうちにオンライン申告でスマートに終わらせてしまいましょう。
オンライン申告と紙(窓口)申告の両方を経験したことがある筆者は、オンライン申告のお手軽さにとても驚きました。資料さえそろっていれば、それらをコピーする必要もなく、役所に行くことも待つこともありません。自分自身の時間とお金の節約になり、役所の方の負担を減らすことにもつながります。
「収入がないからいいや」と放置せず、10分だけ時間をとって申告を済ませ、スッキリした気持ちで新年度を迎えませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。