国立公園めぐりが趣味の筆者です。
先日、熊本県へ2泊3日の旅行をしてきました。
あいにくのお天気で、予定を変えざるを得ない場面もありましたが、それでも十分に楽しむことができました。
晴れの日はどれだけ楽しめるのかと、既に次回への期待が高まっています。
今回は、阿蘇くじゅう国立公園(ときどき宮崎)巡りについてつづります。
国立公園巡りが好きな方、自然が好きな方、熊本(宮崎)旅行に興味がある方は、ぜひご覧ください。
集めた国立公園スタンプ
いきなりですが、国立公園スタンプラリーというスマホアプリがあるのをご存じですか?
(ステマではありません。)
環境省が出しているアプリで、日本各地の国立公園についての情報がまとめてあります。
各地を訪れてスマホのGPSをオンにすると、アプリに登録されているスポットのスタンプが集められます。
今回の旅では、以下のスタンプが集められました。
【阿蘇くじゅう国立公園コース】
-
阿蘇火山博物館
-
南阿蘇ビジターセンター
-
大観峰
-
白川水源
筆者と同じような旅程にすれば、4つのスタンプが集められるはずですので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
天気が良かったり、もっと上手に巡れる方は、よりたくさんのスタンプが集められるはずですよ。
旅程~1日目~
南阿蘇ビジターセンター
この日最初に訪れたのは、南阿蘇ビジターセンター。
とても優しい職員の方が出迎えてくださり、おすすめの観光地や行き方などをお話ししてくださいました。
阿蘇についての展示がたくさんあり、中でもハナシノブという植物の展示が印象的でした。
ハナシノブは絶滅危惧種に指定されている植物で、阿蘇近辺にしか生息していないそうです。
もしハナシノブが欲しくなって採取した場合には、なんと500万円もの罰金が科せられるのだとか……(ビジターセンターの職員さん談です。)
展示の写真をこちらに載せていいかは不明だったため、ぜひみなさんの目で直接確かめてきてくださいね。
休暇村 南阿蘇
宿泊は2泊とも、休暇村南阿蘇さんでお世話になりました。
休暇村とビジターセンターは隣の敷地にあるので、何度でも行き来ができます。
休暇村では、プログラムとして「朝のお散歩」をやっている場合があるのですが、こちらでは水曜日以外はビジターセンターの職員さんが誘導を担当されているようです。
毎週水曜日はビジターセンターがお休みなので、休暇村の方が「朝のお散歩」を担当されているようです。
「朝のお散歩」は朝9時から開催されるようなので、お時間のある方はぜひご参加くださいね。
(筆者は予定が合わず、2日とも参加できませんでした……。)
旅程~2日目~
阿蘇火山博物館と阿蘇山上ビジターセンター
ビジターセンターの職員さん曰く、阿蘇山の火口は天気が良ければ絶対見に行ってほしい場所とのこと。
この日もあまり天気が良くなかったのですが、教えていただいた「阿蘇火山火口規制情報」を検索し、規制がかかっていないことを確認して、阿蘇火山方面へ向かいました。
阿蘇火山博物館は、休暇村から阿蘇火山の火口へ行く道中にあります。
建物の2、3階が博物館、1階が阿蘇山上ビジターセンターとなっています。
火山の種類や、阿蘇の信仰について、また熊本地震についても展示がされていました。
見学時間は30分~1時間程度です。
天気が回復することを祈りながら展示を見ていたのですが、規制こそなかったものの、霧(雲?)がすごすぎて前が見えない状況だったため、火口見学は泣く泣く断念しました。
(結局3日目も見学はできませんでした。)
高千穂峡
阿蘇の天気が悪かったため、これまたビジターセンターの職員さんおすすめの高千穂峡へ足を延ばしました。
高千穂峡は、住所的には宮崎県に入るのですが、休暇村から車で50分程度の距離にあります。
高千穂はどうやら「推しの子」の聖地だそうで、外国人観光客が多くいました。
ボートのレンタルもやっているようなので、天気が良ければぜひやってみてください。
天気が悪くても、雨具を装備してボートを漕いでいる方々もいらっしゃったので、とても楽しくいい思い出になるはずです。
高千穂神社
高千穂峡から車ですぐ、歩いても行ける距離に高千穂神社があります。
縁結び、夫婦円満のご利益がある神社だそうで、生い茂った木々を抜けるとすぐに本殿があり、近くには2本の杉が1つに繋がっている夫婦杉もありました。
縁を結びたい相手と手をつなぎ、夫婦杉を3周すると、縁が切れず幸せになれるそうです。
夫婦やカップルに限らず、お友達と廻るのもいいですね。
道の駅高千穂とトンネル貯蔵庫(トンネルの駅)
休暇村へ戻る道中で見つけた場所です。
道の駅には「推しの子」のパネルがあったり、作中の曲がかかっていたりと、「推しの子」押しといった雰囲気でした。
ここにもツアーバスが来ていたので、有名なのかもしれませんね。
同じ敷地にトンネル貯蔵庫があり、こちらでは焼酎を樽に入れて保存しています。
かつて鉄道用に人力で掘られたトンネルで、途中で計画がなくなり、鉄道が走ることはなかったようです。
トンネル内は温度と湿度があまり変わらないため、お酒を保存しておくのに最適らしく、貯蔵庫として利用しているとのことです。
駐車場を挟んで反対側には、走らせる予定だった鉄道車両やSLも設置されているため、鉄道好きの方にも面白い場所になっていると思います。
上色見熊野座神社
上色見熊野座神社は、休暇村から車で5分の距離にあります。
「蛍火の杜へ」という漫画、アニメの聖地となっている場所です。
とてもとても素敵な作品なので、ぜひみなさんに読んで、見ていただきたいです。
(ステマではありません。)
約300段の階段がいきなり待ち受けていますが、日ごろ部屋に閉じこもっている筆者でも、なんとか登りきることができました。
本殿の奥にはさらに道が続いており、穿戸岩という大きく穴の開いた岩があります。
周りには小さな積み石がたくさんあり、少し怖い雰囲気ではありましたが、とても神秘的な場所でした。
天気が悪く、岩穴からミストのように雨が降っていたため、そのせいで怖く感じたのかもしれません。
「岩穴の向こうへは自己責任で」といった旨の看板があったため、天気が良くてもここら辺までで引き返したほうがよいでしょう。
鳥居から穿戸岩まで、往復30分ほどでした。
旅程~3日目~
白川水源
晴れたり曇ったり、時には雨が降ったりと、とても不安定な天気の中、白川水源へ向かいました。
白川水源は休暇村から車で15分ほどの距離にあります。
入場料を100円支払い、参拝することができます。
ここでは実際に水が湧き出ている場所を見ることができました。
湧きたての水を飲める場所が用意されており、近くでは空ペットボトルの販売もされていたため、汲んで持ち帰ることもできそうです。
湧き出ている様子を写真でうまく撮れなかったので、気になる方は見に行ってみてくださいね。
阿蘇神社
阿蘇山の南側から北側へ移動し、熊本地震で大きな被害が出た阿蘇神社へ。
楼門はしっかり修繕されており、透塀の工事が行われているタイミングでした。
阿蘇神社の本殿に対して、参道が横向き(平行)になっているのが特徴の神社です。
ビジターセンターの職員さん曰く、阿蘇山を神様として崇めているため、阿蘇山に対して垂直に参道が敷かれているのだとか。
このお話を聞いていなかったら、参道の向きについて特に気にしていなかったかもしれないので、最初にビジターセンターに行って大正解でした。
修繕の様子を写したパネルが置いてあったり、以前使われていたのであろう桜門の部品が飾られている建物が近くにあったりします。
大観峰
なんとか天気が持つうちにと滑り込んだ大観峰。
写真や言葉では表せないほど壮大で素敵な場所でした。
自信をもって、「死ぬまでに1度は絶対行ったほうがいい!!」とおすすめする場所です。
大観峰への道中でも草原を垣間見ることができ、風になびくススキが芸術作品のようにきれいでした。
風がとても強かったので、暖かい服装で、帽子などにも注意して行ったほうがよいでしょう。
(筆者は眼鏡すらも飛ばされそうで危なかったです。)
道の駅阿蘇
最後に訪れたのは、阿蘇駅のお隣にある、道の駅阿蘇。
ここで晩御飯のお弁当を購入しました。
名産の馬肉やあか牛肉を使ったお弁当がたくさん置いてあり、時間帯のせいか半額になっているものも。
ゆっくりくつろげる畳のスペースもありました。
阿蘇山リベンジを決意
とても楽しく充実した3日間でした。
今回の旅行では、国立公園スタンプを集めつつ、観光地を巡ることを目的としていたのですが、次回は阿蘇山の火口へ行くことを目的とし、天気優先で日程を決めたいと思います。
長い記事となってしまいましたが、「熊本(宮崎)に行きたいな!参考になったな。」と思ってもらえたら大変うれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。